新型コロナウイルスについて

日本医事新報社のサイトで、あのアビガンを開発したという白木公康(千里金蘭大学副学長、富山大学名誉教授(医学部)先生の記事を見つけたのでわかるところだけ抜粋したいと思う。全文を読みたい方はこちらへどうぞ。
(注)2020年3月上旬の記事

コロナウイルスの特徴

コロナウイルスはエタノールや有機溶媒で容易に感染性がなくなる=不活化できる。
ヒトに感染するコロナウイルスには2002年に発生した「重症急性呼吸器症候群(SARS)コロナウイルス、2012年に発生した「中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス」、そして今回の「新型コロナウイルス」がある。
新型コロナウイルスにはS(セリン)型とL(ロイシン)型があり、L型はS型よりaggressiveと報告されている。また、両者は免疫学的に違うウイルスではなく、2回かかるとは思われない。

ウイルスの感染能力の安定性

オープンエア(要するに屋外の事と思われる)では、コロナウイルスはインフルエンザ同様、エアロゾルが乾燥する距離である2m離れたら感染しないと思われる。しかし、湿気のある密室ではウイルスは乾燥を免れるため、数分から30分程度、感染性を保持する
密室におけるインフルエンザの集団感染例としては、空調が3時間停止した飛行機内で、1名の患者から37名に感染している。多くの人が密集し呼気のエアロゾルが乾燥しない空間では、感染者がいると感染は避けがたく、多数の感染者が発生する。
単に密室を避けるのではなく、湿気が多い空間・密室では換気や除湿を心がけ、飛沫が乾燥しやすい環境として、人と人との距離を2m保持することで、感染の回避は可能と思われる。
ただし、冬場はのどの乾燥を防ぐためのマスクの使用は気道粘膜の乾燥を防ぎ、繊毛運動の保持には有用であると思われる。

新型コロナウイルスの感染様式

新型コロナウイルスの感染様式は、物を介する感染と飛沫感染が考えられる。
物を介する感染について、物の上でどれぐらい感染性が保持されるかについて中国SARS対策委員会では、プラスティックなどの表面で3日程度、痰や糞便では5日、尿中で10日としている。
飛沫感染についてはインフルエンザほど感染能力は強くないと推定される。

PCR検査について

PCR法では、回復期には陽性陰性を繰り返し、徐々にウイルスは消えていく。
新型コロナウイルス回復後に陰性化したが、1か月程度の間に、ウイルスがPCR法で検出された例が報道されているが、コロナウイルス感染では不思議な現象ではない。ウイルス完全消失までの過程で多くみられ、再感染は合理的に考えにくい。

新型コロナウイルスの臨床的特徴と治療

新型コロナウイルスの特徴は、インフルエンザのような感冒症状に加えて、致死性の間質性肺炎・肺障害を発症する点にある。
中国CDCによると、死亡率は全体の2.3%で、年齢的な特徴として、SARSと同様に、50歳を超えると発症率・死亡率が上昇し、基礎疾患(高血圧・糖尿病・循環器系・慢性呼吸器疾患・悪性腫瘍)があると重症になる。
新型コロナウイルスの治療において重要であると考えていることは、感染者の3~4%に生じる旧姓呼吸性窮迫症候群(ARDS)に至る前に、間質性肺炎の発症を早く見つけ、遅れることなく、抗ウイルス薬治療を開始することである。間質性肺炎症状である「息苦しさ」は発症平均8日後に検出されている。(早い場合もあるかもしれないので注意)

ということでした。乾燥させた方が感染しにくいとは以外でした。湿度を高めたほうがウイルスが落ちるって聞いた気がするが。エアコンで室内の空気と外気を入れ替えて、乾燥させた方がよいということかな。夏はエアコンが使えないと思っていたのでほっとした。

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